無電解ニッケルメッキ|三価クロム、無電解ニッケル、バフ研磨の植田鍍金工業株式会社

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真鍮製の測定機器部品を無電解ニッケルメッキ加工 八尾市

無電解ニッケルメッキ
真鍮製の測定機器部品を無電解ニッケルメッキ加工 八尾市
  • 加工内容

    素材 真鍮
    めっきの種類 無電解ニッケル
    めっきの研磨工程 なし
    素材の性質 装飾性・耐食性
    地域 八尾市
    業界 産業機器メーカー
    使用用途 測定機器部品
    製品のサイズ 外径25mm×60mm
    数量 400個
  • 今回の加工事例

    「他社ではできなかった真鍮製部品にメッキ加工をしてほしい」

    今回のお客様は大阪府八尾市の産業機器メーカー様です。お客様がインターネットで「大阪でローズ対応(欧州が定めている電子機器への輸入規制)ができるメッキ屋はないか」とお探しいただき、はじまったご縁です。当初は5個など小ロットでのご注文でした。 それでも、お付き合いが長くなるうちに、様々なご注文を承ることになりました。今回はお客様より「実は他社に依頼した真鍮製の測定機器部品がメッキ不良になってしまい、困っています。植田鍍金はローズ対応の無電解ニッケルメッキをやっていますか」とお声掛けいただき、測定機器部品の試作をすることになりました。(無電解ニッケルメッキの試作事例は「圧力スイッチに鉛フリーの無電解ニッケルメッキ 八尾市」をご覧ください) 今回の測定機器部品へのメッキ加工も試作を経て、仕上がりにご満足いただき、大口でのご注文をいただきました。

    無電解ニッケルメッキの試作で見えたお客様の2つのご要望

    今回のお客様の測定機器部品へのご要望は2つでした。
    1. 測定機器部品の中まで、メッキ加工してほしい。
    2. 中ネジへのメッキの厚みは3ミクロン以内にしてほしい。
    最初の試作では他社では難しかった測定機器部品の中まで綺麗にメッキができているかどうか。試作の仕上がりにご納得いただき、量産が決まった後は、測定機器部品の中ネジへ膜厚(メッキの厚み)の正確さをご要望されました。

    エアーポケットを防ぎ、測定機器部品の中まで綺麗にメッキ加工

    まず、一つ目のお客様のご要望である「部品の中まできっちりメッキ加工する」ために、植田鍍金ではエアーポケットに気を配りました。 エアーポケットとは、無電解ニッケルメッキでできやすい空気だまりのことです。無電解ニッケルメッキとは、メッキ溶液を入れた槽に、メッキしたいもの(今回であれば測定機器の部品)を浸すメッキ方法です。その際、気を配らなければ、部品とメッキ溶液の間に空気(エアーポケット)が入ってしまいます。 エアーポケットは、メッキ不良の原因のひとつです。特に今回の部品のように、中に空洞がある測定機器部品は、エアーポケットができやすい構造です。だから、植田鍍金では治具(メッキ溶液に部品を浸す際に使う器具)への掛け方を工夫するなど、エアーポケットができないよう、部品の試作に努めました。 その結果、お客様には1回目の試作の出来上がりにはご満足いただき、無事に量産に入ることになりました。

    3ミクロンの膜厚で部品の中ネジをメッキ加工

    測定機器部品の量産の時、お客様から追加でご要望をいただきました。そのご要望とは、測定機器部品の中ネジのメッキ膜厚を3ミクロンにすることです。 膜厚とはメッキの厚みのことです。植田鍍金にいただくご依頼の多くは5~7ミクロンの膜厚が多いです。しかし、今回のご依頼は、部品という特性上、他の部品と合わせたときにネジがきちんと閉まるように、膜厚にも厳格な基準が設けられました。中ネジということで薄い膜厚、3ミクロンをご希望されました。お客様のご希望の膜厚の製品を納品できるように、無電解ニッケルメッキのメッキ時間や温度、部品の取り扱いに細心の注意を払って、メッキ加工を行いました。

    400個の測定機器部品を納品後に、新たなお見積り依頼

    試作を経て、3日ほどで測定機器部品への無電解ニッケルメッキを施しました。400個という大口での納品でしたが、無事にお客様に納品することができました。また、お客様には大変有り難いことに、今回の測定機器部品納品後にも新たなお見積りのご依頼をいただいています。今後とも末永いお付き合いをどうぞよろしくお願いいたします。 ローズ対応(鉛フリー、三価クロム)でのメッキ加工も承ります。大阪での無電解ニッケルメッキなら、植田鍍金にお気軽にご相談ください。
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