無電解ニッケルメッキ|三価クロム、無電解ニッケル、バフ研磨の植田鍍金工業株式会社

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真鍮製のエンドキャップを無電解ニッケルメッキ~エアポケットゼロ~

無電解ニッケルメッキ
真鍮製のエンドキャップを無電解ニッケルメッキ~エアポケットゼロ~
  • 加工内容

    素材 真鍮
    めっきの種類 無電解ニッケルメッキ
    めっきの研磨工程 なし
    素材の性質 耐食性・均一性
    地域 大阪市
    業界 加工機器メーカー
    使用用途 エンドキャップ
    製品のサイズ 外径33mm×55mm
    数量 1ロット 50個
  • 今回の加工事例

    今回は、真鍮製のエンドキャップに無電解ニッケルメッキ加工を行った事例です。   以前、ホームページに別の製品への無電解ニッケルメッキについてお問い合わせをいただいたお客様から「真鍮製のエンドキャップへの無電解ニッケルメッキを急ぎでやってほしい」とのご依頼がありました。   実際にお客様にメッキ処理を行うエンドキャップを持ってきていただき、無電解ニッケルメッキがどのくらいの期間でできるかの見積もりを行いました。 ご依頼のエンドキャップは、メッキ不良が発生しやすい形状でしたが、メッキ不良を出さずに翌日の夕方には納品させていただきました。  

    真鍮製のエンドキャップにエアポケットのメッキ不良が発生しないようにメッキ処理

    ご依頼いただいたエンドキャップは、以下の2点の理由により、エアポケットというメッキ不良が発生しやすい形状でした。  
    • エンドキャップの一部が箱型になっていてガスが溜まりやすい形状になっているため
    • エンドキャップの内側も無電解ニッケルでメッキしてほしいとのご依頼だったため
      メッキ処理を行うときにはガス(水素)が発生しますが、今回のエンドキャップのように箱やお椀のような形状になっていたり、蓋があるような製品については、そのガスが溜まりメッキがつかなくなってしまうため、エアポケットが発生してしまいます。 特に今回は、エンドキャップの内側もメッキを行うため、ガスが流れるようにメッキ処理を行い、エアポケットができないように対応しました。   さらに、エンドキャップの形状は上下に穴があいていて、その両方の穴と写真のようなねじ穴にもメッキできるようにとのご依頼もありましたので、細部にいたるまで注意して無電解ニッケルメッキを行っています。   これまで、エアポケットができやすい形状の製品やいろいろな機器の部品への無電解ニッケルメッキに対応してきましたので、その経験やノウハウにより今回も問題なく対応できました。  

    真鍮製のエンドキャップの形状を確認してメッキ加工にかかる工数を見積もり

    メッキ加工にかかる工数については、製品の形状と個数から判断するため、まずお客様にメッキを行う製品を持ってきていただき、実際に製品を確認してから見積もりを行わせていただいています。 お客様には、ご依頼いただいた当日の夕方にエンドキャップ50個を持ってきていただいて見積もりを行った結果、1日で納品までできると判断し、翌日の夕方に納品させていただきました。   エアポケットができやすい形状で、納期的にも厳しいものでしたが、急がれているお客様のご要望にお応えできるようにと考え、これまでの経験とノウハウで対応することができました。 このような厳しい条件でしたが、ご依頼いただけたのはこれまでの取引の信頼があったからと思います。 今後、また今回のエンドキャップについては継続でのご依頼もいただけるかもしれません。   真鍮製のエンドキャップへの無電解ニッケルメッキについてのご相談は植田鍍金へ
  • ギャラリー

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    無電解ニッケルメッキした真鍮製のエンドキャップ

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