ニッケルクロム(三価クロム)|三価クロム、無電解ニッケル、バフ研磨の植田鍍金工業株式会社

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Wニッケルクロムで水洗金具へメッキ加工~東大阪市~

ニッケルクロム(三価クロム)
Wニッケルクロムで水洗金具へメッキ加工~東大阪市~
  • 加工内容

    素材 真鍮
    めっきの種類 ニッケルクロム
    めっきの研磨工程 600番仕上げ
    素材の性質 装飾性・耐食性
    地域 大阪府東大阪市
    業界 水洗金具メーカー
    使用用途 ロックリング(水洗金具)
    製品のサイズ 外径200mm×50mm
    数量 1ロット 100台
  • 今回の加工事例

    今回のお客様は東大阪市にある水洗金具メーカー様です。5年ほど前からお取引のある机上様からのご紹介で、弊社にご注文をいただきました。今回の商品は水洗金具の一部、排水口の部品です。「水洗金具なので、小キズは厳禁。取り扱いには十分気を配って欲しい」とのご依頼でした。

    水洗金具へのメッキ加工の注意点

    今回の水洗金具へのメッキ加工は大きく3つあります。

    耐食性

    まず、1つ目は耐食性です。水洗金具は水まわりで使われる製品の為、他の製品よりも耐食性が求められます。その為、今回はWニッケルクロムという珍しいメッキ加工を行いました。

    外観重視

    次に、2つ目は外観重視です。水まわりに使われる水洗金具には清潔さが求められるため、より高い美観性が必要です。より高い美観性を実現する為、顔がうつるほどの光沢、鏡面仕上げで研磨処理を行いました。

    ねじ山の保持

    最後の3つ目の注意点は、ねじ山の保持です。少し見難いのですが、この水洗金具には内側にねじ山があります。このねじをはめる製品の素材が樹脂製のため、水洗金具のねじ山がつぶれてしまうと、樹脂製の部品に傷をつける可能性があります。その為、ねじ山がつぶれないように、十分に注意してメッキ加工を行いました。

    耐久性を増すWニッケルクロムのメッキ加工

    Wニッケルクロムのメッキ加工は珍しいメッキ加工のひとつです。今回は、半光沢ニッケルをつけたあと、光沢ニッケルをつけ、2層のメッキ加工を行いました。メッキの膜圧は10ミクロンです。同じ10ミクロンでも、1層のメッキ加工と2層のメッキ加工では、2層のメッキ加工のほうがより耐久性が増します。耐久性が求められる水周りの水洗金具ですので、2層のメッキ加工を行いました。

    鏡面仕上げでピカピカの水洗金具を

    今回の水洗金具への研磨処理は、鏡のような仕上がりを実現する為に、3工程に分けて行いました。まず、250番の研磨で製品の切削加工の目を消し、400番で250番の研磨目を消しました。そして、最後に600番で鏡のように、ピカピカに磨き上げました。鏡面仕上げをした水洗金具を傷つけないよう、取り扱いにも十分気を配りました。

    治具のかけ方に注意、ねじ山を保持するメッキ加工

    お客様のご要望として、今回の水洗金具は「ねじ山を絶対に潰さないように」とのことでしたので、治具のかけ方に配慮しました。今回の水洗金具は大きさも大きかったため、ある程度しっかり治具をかける必要がありました。ねじ山を傷つけず、メッキ加工を施す絶妙なバランスで治具をかけていきました。 Wニッケルクロムのメッキ加工も承ります。大阪でメッキ加工・研磨処理なら、植田鍍金までお気軽にご相談ください。
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